ブレスオブザワイルドは従来のゼルダに比べて、音楽の位置付けが少し違うように感じる。
一番の違いは、フィールドのメロディーだろう。ゼルダと言えばあのフィールドメロディーといって良いくらいの関係だったが、ブレワイでは軽く申し訳程度になるくらい。まさにすっかり鳴りを潜めてしまったのだ。
はじめはものすごい違和感というか、残念な感じがしたものだが、今となっては計算された演出のひとつだということがよくわかる。ブレワイのあの空気感に浸るためには、過剰なBGMは邪魔になってしまうからだ。
しかし、そこはゼルダ開発チーム。要所要所では、名曲を仕込んでくる。気付けば、ついつい口ずさんでしまうのだから中毒性が高い。
さて前置きが長くなってしまったが、そんなブレワイの名曲をプロオーケストラが演奏したらスゴくないわけがない。
演奏は、東京フィルハーモニー交響楽団。日本でも屈指の楽団だ。ゲストにアコーディオン奏者やハープ奏者も加わって、完璧にゼルダの世界を再現している。
動画はダイジェストなので、見てしまったら全編聴きたくなるのは間違いない。何故なら、私は買いましたからね。
